【獣医師監修】犬 下痢ガイド~ワンコの下痢を原因徹底解説!
犬の下痢、軟便、血便の原因&対策を知って愛犬のお腹を守ろう!

愛犬が下痢してしまうとワンコも辛そうだし、元気そうであっても何か病気になっていないか不安・・・おトイレの掃除頻度も増えるし飼い主さんも大変ですよね。
そんな飼い主さんの為に、ワンコの下痢についてまとめましたので是非参考にしてみてくださいね。
■1.犬の下痢にも色々種類があるって?見分け方は?
一般的に犬の下痢は大きく分けて小腸性・大腸性の2種類!
ただしこれらの原因・症状は複合的に起こる場合などもあり切り分けの判別がつかないものもあるのであくまで一般論です。

■2.様子を見るべき?スグに病院へ行くべき?

子犬・シニア犬は体力が少なく早期の対処が必要です!
下痢症状の場合は早めに動物病院へ連れていきましょう。
成犬の場合、2-3日様子を見てからの判断でも問題ないケースが多いですが、
主に以下のような症状には注意してください。赤字は特に要注意!

■3.下痢の原因って何がある?
ウイルス:ワクチンなどでの予防が可能

パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症、など
細菌:腸内細菌叢のバランスが崩れることで下痢が発生するケース

クロストリジウムやカンピロバクター、 サルモネラ、大腸菌などの細菌感染など
寄生虫:便の中から虫が検出されることもあるので病院へ持参することがおススメ

犬回虫、ジアルジア、コクシジウム、トリコモナスなど
病気:シニアちゃんは要注意!消化器以外の病気でも下痢を起こすことがあります

腎疾患、肝疾患など
食事:普段の食生活に関連したケース

・フード・おやつを変更して合わない ・食べすぎ ・食物不耐性 ・普段食べない食材を食べた ・傷んだ食べ物を食べたなど
誤飲・誤食:飲み込んでしまったものによっては緊急度が高いので注意

植物によっては観葉植物をかじったことにより胃腸障害を起こすケース、 プラスチックや布製のものを飲み込んでしまったことで腸閉塞を起こすケースがあります。
ストレス、季節の変化:自律神経に関連したケース

引っ越しや家族が増えるなどのイベント・変化によるストレスから下痢を起こすケースもあります またストレスがかかる度にすぐ下痢をする子の場合、アジソン病(副腎皮質機能低下症)という病気のケースもありますので要注意です。
■4.下痢でも元気・食欲があるケースの原因は?
よくあるケース① フードの酸化によるもの

こんなお悩みはありませんか? ・いつもと食事内容は同じ ・いきなり下痢になった
今お使いのフード、いつ開封しましたか?
いわゆるカリカリ、見た目から乾物だと考え長期保存・長期利用されていませんか?
実はカリカリの多くは乾物ではなく加工食品。そして食品に含まれる油は酸化し痛みます。

この原因が疑われる場合、食事を新しい新鮮なものに変えてみるだけで、ころっと下痢が改善しちゃうことも意外と多いんです。
■フードを酸化させないためのTIPS
- できる限り開封から10日ー2週間程度で食べ切る量のものを使う
- 保管方法を工夫する

フードは開封し空気に触れた時から酸化が進みます。
そのため開封したら以下の手順で保管しましょう。
①小分けにしてジップロック(真空パックであれば尚良し)にいれる
②ジップロックから空気を抜く
③密閉容器にしまう
- 保管場所を工夫する

湿気による劣化を避けるようにしましょう。
リビングなど昼夜の寒暖差の激しい場所より玄関など一定温度が保たれる場所に置きましょう。
また湿気のこもるキッチン下の収納などは特に避けるようにしましょう。
よくあるケース② 季節の変わり目による冷え

季節の変わり目だけお腹を壊す子の場合、おなかの冷えで下痢になるケースが散見されます。
そういった子の場合は室温を調整したり、腹巻などウェアによって冷えを予防・解消していきましょう。 季節の変わり目に寒暖差が原因で犬も”冷え”を起こします。
特に冷房を使う夏場は要注意。冷房時、低い場所(床側)は特に温度が低く、
床がフローリングなどの材質の場合は床自体が冷たく冷えます。
そのためお腹を冷やしてしまうことによる不調が発生することが多々あります。
■5.病院へ連れていく際にするとよいこと!

愛犬が下痢・軟便、調子が悪いかも・・・そう感じたら
まずは日毎の体重、様子、ウンチの状態・色・頻度、血便の有無・色、食欲の有無
などを記録し、ウンチの写真を撮影、可能であれば新鮮なウンチを動物病院へ持参・受診するようにしましょう!
■6.下痢対策に!普段から心がけられることは?

上に挙げている通り、下痢には様々な原因が潜んでおり、たかがウンチのことと考えずしっかり気を付けていきたいですね。
”ウンチは健康のバロメーター”。
日々のウンチを注視することは病気の早期発見や免疫・元気を保ち、ひいては健康長寿に繋がる鍵なんですね。
最近では腸活という言葉に代表されるように、ペットの腸内フローラケアが注目を集めています。
腸は免疫機能を司る大事な器官であるため、腸内環境を整えることは下痢という症状のみではなく、
ワンコの健康そのものに対して重要な要素であり、普段からケアしていくことが大事です。
■7.今注目されている”ワンコの腸活”サプリ

普段のフードから食物繊維を含む手作り食などにチャレンジすることもおススメですが、毎日の食事から工夫するとなるとコストや手間もかかり大変です。
そのため普段のフードにサプリメントをプラスアルファしてあげることで腸内環境を整えることも腸活に有効な手段であると考えます。
■8.ワンコの腸活サプリ選びの4大ポイント!
腸活サプリはあくまで食品。医薬品とは違って一回使ってお終い、じゃなく長く使っていくものになります。そのため以下のような点が重要です。
1.食いつきが良くて無理なく食べられる
2.獣医等での使用実績があり安心できる
3.経済的・手間的にも無理なく続けられる
4.無添加・自然素材
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参考販売価格:15g:990円、30g:1,750円、60g:3,100円、120g:5,150円
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監修獣医師コメント:
るい動物病院 山口真紀子 先生
クロノーブは、お腹の調子が悪い子にオススメなのはもちろん、日頃便の状態は問題ないと思っている子も、飲ませてもらうことで便臭が軽減したり、とても良い便になるということで、飼い主様から大変喜んでいただけます。
人もペットも、健康の基本は腸内環境を良くすることだと思っています。
嗜好性もよく継続しやすいので、毎日のペットの健康のためにオススメしたい商品です。