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コラム

2022.05.09

日本食は腸内細菌や認知症と関連する?

日本食が健康によいというデータは既に報告され、皆さんもご存じかと思いますが、腸内細菌や認知症との関連を示したデータはありませんでした。国立長寿医療研究センターの研究グループはもの忘れ外来 を受診した方を対象に認知機能検査や食品摂取アンケートなどを実施し、認知症のない人は認知症の人より日本食スコアが高く、魚介類・きのこ・ 大豆・コーヒーを多く摂取していたことがわかりました。また、これらの食品摂取が多いと腸内細菌の代謝産物濃度が低い傾向でした。この代謝産物とは腸内有害菌が作る発癌促進物質で腸内腐敗発酵産物の指標となります。すなわち食事内容が腸内細菌に影響を及ぼし、その結果として認知症の発症に関与するという食事-腸内細菌-認知機能(腸脳連関)が示唆されました。
【参考文献】国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターHP
https://www.ncgg.go.jp/hospital/monowasure/news/documents/20211024saji.pdf