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ペット健康情報コラム

2026.08.28

生まれた時の体重で、子犬の腸内細菌はちがう?57頭を追いかけた研究

生まれた時の体重が、腸内細菌を左右する?

子犬は生まれたばかりのころ、おなかの中の菌がまだ整っていません。

成長していくうちに、少しずつ腸内細菌のバランスができあがっていきます。

では、生まれた時の体重によって、そのできあがり方はちがうのでしょうか。

フランスの研究チームは、この疑問を確かめるために子犬57頭を調べました。

子犬を生まれた時の体重で、三つのグループに分けたのです。

小さめ14頭、標準29頭、大きめ14頭という内わけでした。

生後すぐの腸内は、はっきりちがっていた

研究チームは、生後2日・21日・28日の三回、子犬のうんちから腸内細菌を調べました。

すると生まれてすぐのころは、体重によって腸内のようすがちがっていました。

小さめで生まれた子犬は、大腸菌などの日和見菌が多めでした。

菌の種類の豊かさも、生後2日の時点では低めでした。

反対に大きめで生まれた子犬は、Faecalibacteriumなどの善玉タイプが早くから多く見られました。

でも、成長とともに差は近づいた

ここで、ほっとできる発見があります。

生まれた時にあった腸内細菌のちがいは、そのままずっと続くわけではありませんでした。

生後28日ごろになると、小さめで生まれた子犬の腸内も、ほかの子犬に近づいていったのです。

つまり子犬の腸内細菌は、成長の中で自分から整っていく力を持っています。

生まれた時の体重は、あくまでスタート地点のちがいだったと言えそうです。

読むときに気をつけたいこと

この研究は、健康な子犬を観察して記録した研究です。

病気を診断したり治したりする目的の実験ではありません。

ですから、腸内細菌のちがいがそのまま健康の良し悪しを決めるわけではありません。

とはいえ、生まれてすぐの腸内環境に目を向けることはとても大切です。

とくに子犬を育てるブリーダーやご家庭にとって、この時期の腸のケアは気になるテーマでしょう。

クロノーブは腸内環境に着目した米ぬか発酵の原料を使い、犬や猫の毎日をそっと支えたいと考えています。

出典

Garrigues Q, Apper E, Rodiles A, Rovere N, Chastant S, Mila H. “Composition and evolution of the gut microbiota of growing puppies is impacted by their birth weight.” Scientific Reports, 13, 14717, 2023. DOI: 10.1038/s41598-023-41422-9. URL: https://www.nature.com/articles/s41598-023-41422-9